◇CANON FT QL(1966) +CANON LENS FL135mmF2.5/FL50mmF1.8 ~初試し撮り:成田ゆめ牧場AC
この「QL」はCanonetでも出で来る「クィックローディング」のこと。ややこしいフィルムの装てんを感嘆した仕組みですが、今となってはこっちのがややこしい(爆)。裏蓋のオープンは下部のレバーをひねる特殊な仕組み。教えてもらわなければ一生フィルム入れられませんでした。実は・・・この固体には大きな問題点がありました。それは横走りのシャッターが最後まで閉じないという現象。巻き上げると元に戻りますが、シャッターを切ったあとは2割閉じません。と言うことはそこからモロ光線が入ります。コイツは修理が絶対に必要。
レンズはFDマウントになる前のFLマウント対応。付属のレンズはCANON LENS FL50mmF1.8です、中古市場であまり出回らないそうで、状態がよければ案外高値がつくと言う話もありますし、そうでないと言う話もあります(笑)。覗いてみるとカビが中玉にありましたが、おそらくLサイズの現像レベルでは影響ないでしょう。なんかゴツゴツした感じがマスキュリンでかっこいいなぁ。
純正ケース!こういうのがあると嬉しいですねー。ああ、使い込んだんだなぁ、って。これだけでも大きな価値(値段で計れるものではなく)があると思います!
そして、くうなちゅママさんから好意の譲渡の話をいただいて即購入したFL135mmF2.5。中望遠のレンズは魅力的ですからねー。キャンプなんかでちょっとこれで切り取れば絶対にいいと思います。T-50_2かぶせ式フード(50mm)をアクセントに着けてみました。うーーん、銀と黒のバランスがよい!
さて、撮ってみましたが・・・・・
やはり、右側2割が感光しています。左はその影響で光線漏れ状態が出ています。シャッターが完全に閉じさえすれば裏蓋の光線漏れとかはないようです。
なので、1枚目はその状態をそのまま示しましたが、2枚目以降は右の感光部分をカットしましたのでご了承ください。
カメラは機械だから壊れるもの、そして経年変化もするもの。それを理解してそのハンデをいい方に使いこなしたり、修理して元通りに近づけたりするのも「楽しみ」の一つですよね。なのでこの魂のこもったFTをどうにかリストアしてみたいと思います。
◆CAMERA : CANON FT (1966)
◆LENS : CANON LENS FL135mmF2.5 / FL50mmF1.8
◆FILM : DNP CENTURIA 400
by samcame | 2009-03-04 20:28 | CANON(一眼レフ)