◆YASHICA 35MF ~「目指せ幕張メッセ&RVショー&亀沼会」
なんと言っても特徴(ウリ)はこのややこしい(笑)ストロボで、最初どうなると出てくるのか全く検討が付きませんでした。ネットで各所を調べて分かったのは、前面にあるボタンを押しながら、鏡胴リングをAUTOからフラッシュに回すとトロボがポップアップするというなんだか分からないギミックになっています。慣れればなんということありませんが。チャージされればご覧のようにOKマークが点灯します。この立ち上がりはは上記2機よりもちょっと素早くいらいらしません。電池は単3で、電池室も上記他社2機種と全く同じ場所、全く同じ構造のヤワイ蓋。まるで申し合わせたかのよう(笑)。
レンズはYASHICA LENS 38mm/F2.8。当時の評判では「ねっとりとした写り」なんていうのがあったそうです。・・・え、ねっとりって、何??(爆)。フォーカスは4点ゾーン式。この写真でお分かりになるかと思いますが、レザーの裏に極薄いパッドが施されており、全体がプラスチックを多用した割にはどことなく高級感があります。とはいえやはりエレクトロ時代の密度の高そうな重量感はこのモデルにて消え去りました。
そして作例でございます。
この日のテーマは「目指せ、幕張メッセ」です(爆)。ストロボ無用の昼間に幕張メッセ途中のスナップを撮り、RVショーをこのカメラで随時必要な時にフラッシュを焚いて回りました。そして本当ならその後、照明を落としたお店であるシーラバーで行なわれた「亀沼同好会反省会」の様子をストロボガンガンで撮ろうと思っていましたが、計算違いで1枚しか無念にも撮れませんでした(笑)。マニュアルってそんなもんです(笑)
こりゃまたいいお散歩カメラに出会えました。なんといえっても出すぎず引っ込みすぎずの大きさとスタイルがよし。ゾーンフォーカスなので難しい描写は望んでも無理な話。それゆえ構図をしっかり考えるいい練習機になりそうです。フラッシュの性能がとてもいいので丸々1日ぶら下げるカメラにももってこい。色ノリはやや甘めな感じで、冷たい感じがない暖色が強く出る一方、空の青さとかは苦手のようです。評判の「ねっとりとした写り」、なんとなく判るような気がします。ヤシカ、今はないいいメーカーだったのですね。。。
◆CAMERA : YASHICA 35MF (1976)
◆LENS : YASHICA LENS 38mm/F2.8
◆FILM : DNP CENTURIA 400
by samcame | 2009-02-26 20:49 | YASHICA