MX、MEに続くMシリーズの3番手で登場した
MV-1。Vが示すとおり絞り優先。当時の風潮として小型化(OM-1の登場)、プログラム化(AE-1の登場)の流れの中、旭光学としても
小型軽量化路線をとる作戦としてMシリーズが登場しました。たただ残念ながらOMシリーズやキャノンAシリーズのような大ヒットとはならなかった薄命のカメラ?です。機能はいいけど特長がないと言えば特徴がない。この機種からよーく見るとPENTAXのロゴの上の「
ASAHI」が(彫りはあるけど)塗りつぶされています。
しかし、私のお散歩カメラ視点ではAE-1よりコンパクトだし、何気なく引き締まったブラックボディが変に主張しすぎず、
ぶら下げる一眼ではNo1かもしれません。メカニズムは案外いい加減で(笑)、AEのインジケーターが(「
シグナルファインダー」という、露出の適正(グリーン)、アンダー(オレンジ)、オーバー(レッド)の信号機(笑)だけというまさしく簡素のきわみです。
レンズは多分そのときの標準レンズ
smc PENTAX-M 50mm F2.0です。性能面はともかく今のAF一眼レンズと違ってこの当時、特にsmcやタクマーはコンパクトでいいですねー。このカメラの軽さ、薄さにぴったり。ということは内容も薄っぺらいっていうことかな??(爆)実はこれ、かなり中玉にカビがきていました。ちょっと写りに問題が出るかどうか・・・。
はい、それでは早速作例といきたいと思います。
曇り空で、さらに夕方のあんまり撮影日和ではありませんでしたが、こういう日に試してみるのも悪くないでしょう。銀座はシリーズ化していきます。今回は新橋、GINZA9のあたり、と裏通りです。
これ、新橋の昔の駅舎なんですって。鉄道発祥の地ですから東京の遺産でしょう。それがあの汐留が真横にあるなんて不思議・・(※汐留再開発のときに復元されたらしいです。何故かビアガーデンあり・・笑)
明治5年っぽい・・・あくまでも「ぽい」です(笑)。このとき開放ですがボケも極端に強すぎず自然でいいんじゃないでしょうか。
明治5年の駅前にポルシェが売ってる(笑)
銀座の柳二世????ルパン三世より意味わかんないぞ(笑)
銀座9丁目に程近いビクタービルにて。このビクターの象徴「ニッパー」という名前のフォックス・テリアなんですって。
銀座煉瓦街の由来がかかれてます。詳しく読むの忘れました(笑)
銀座には夜の蝶はたくさんいますが、この方はその世界とは無縁のはず?
8丁目といえば博品館。このおじさんずっとけん玉パフォーマンスやっていましたが社員の方なのでしょうか・・。
えーーーーーーーーーーーーーーー、詳しくは言いたくない(爆)
洒落たバーやクラブ・・銀座ですなぁ。
だからもう売れる売れる、胡蝶蘭(笑)
これはお散歩カメラにもってこいだ!描写は今ひとつのような気もしますが、小難しいレンジファインダーより操作はラクかもしれません。ぐっと寄ってどう、とか、かなり狙った構図で、とか考えなければ充分です。私的には案外いいカメラを捕まえちゃったかも。レンズのカビ、とりあえずすごい影響はないようです。
◆CAMERA : PENTAX MV-1 (1979)
◆LENS : smc PENTAX-M 50mm F2.0
◆FILM : DNP CENTULIA 400